事前準備が重要
保健師として転職する際に大切なのは、応募先について十分に調査することです。応募先となる医療機関や企業の基本情報だけでなく、どういった人材を求めているのかを含めて調査してくださいね。保健師は専門職なので求められるスキルは限定されています。しかし、より具体的なニーズは応募先ごとに異なりますよ。採用ページやSNSがあるなら、必ずチェックしてください。集めた情報を基準にしながら、志望動機や自己PRの内容を固めていきましょう。
また、定番の質問への回答を準備することも忘れないでおきましょう。実際にどう答えるのかを自分なりにシミュレーションしておけば、本番で焦らずに済みますよ。頭の中で整理するだけでなく、実際にノートに書き出してみるのをおすすめします。その内容を声に出して、違和感を覚える部分は修正しながら練習を重ねていきましょうね。
よく聞かれる質問がこちら
必ず聞かれるのは、「保健師に転職する理由」です。なぜこの仕事を選んだのか、誰が聞いても納得できる答えを準備しておきましょう。過去に保健師から受けたアドバイスで助けられたことがあるなど、具体的なエピソードがあると採用側も納得できます。ただし、印象をよくしようとして嘘のエピソードを話すのはNGですよ。
自分の長所・短所など、性格に関する質問も多い傾向にあります。これは、保健師が日常的に多くの人と関わる仕事だからですね。コミュニケーション能力を活かして成功したエピソードなどがあれば積極的にアピールしましょう。短所については些細なことで構いませんよ。その短所を自分の努力や工夫によって直そうとしていることを伝えれば、ポジティブな印象を与えられます。
中途採用の場合はこれまでの経験や職務経歴を聞かれます。医療分野で働いた経験がある人は、具体的な仕事内容や経験年数などを正確に伝えてくださいね。採用側に即戦力になると判断してもらうことが大切です。また、これまでの仕事を通じて得られた経験やスキル、成し遂げたことなどを説明すると説得力が増しますよ。
前職を辞めた理由についても聞かれる可能性があります。「職場の雰囲気が嫌だった」「人間関係が悪かった」などの理由ではネガティブな印象を与えてしまいます。実際にネガティブな理由だったとしても、そのまま伝えるのはおすすめしません。「新しいキャリアを築くため」「今まで以上に自分に合った仕事をするため」など、前向きな表現に置き換えるといいでしょう。
看護師からキャリアアップ!
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転職を成功に導くコツ!
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必要な資格やなるまでの過程
すでに看護師の資格を持っているのであれば、保健師養成学校に入学するか大学に編入することで受験資格を得られますよ。それぞれの方法のメリットや特徴を理解した上で、自分に合ったルートを選んでくださいね。
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保健師ってどんな仕事?
看護師と保健師は似て非なるものです。健康管理や家族へのケアを行うという点では共通していますが、保健師は治療だけでなく予防にも取り組みます。高齢化が進む日本においては保健師の重要性が増していますよ。